気滞は、エネルギーがしっかり巡っていない人【東洋医学体質診断②】

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薬剤師の宮本です。

前書き

東洋医学の体質診断パターン「気滞」について解説と対処法をご紹介いたします

気滞(エネルギーがしっかり巡っていない)

◆舌の状態

※ジネコより引用

舌のまわり、先端が赤い

舌の中心に白もしくは黄色の舌苔があるときは熱がこもっている証拠

◆体質の特徴

生命エネルギーの気に関係するもう1つの不調です。気の流れが滞ることを意味しており、生命エネルギーがあるにもかかわらず、何処かで流れがつっかえてしまって、うまく巡れない状態です。体が重く感じたり、張る感じがしたり、のどが詰まる、イライラしやすい、怒りっぽいなどがあります。月経前症候群(PMS)も気滞と関係があるとされています。気の巡りが悪いと頭の方にたまりやすいので、眠れない、怒りっぽくなるといった症状が出やすいのが特徴です。

◆養生法

ゆっくり休養をとって、ストレスを上手に発散すれば、気の巡りは良くなります。ストレス解消にも、血の巡りをよくするためにも役立つのが、ヨガなどの深い呼吸を取り入れた運動です。まずはゆっくりと深い呼吸をする練習から始めましょう。特に、イライラして落ち着かないとき、不安や悩みを抱えているときなどには、息を吸うより「吐く」ことを心がけてゆっくりと心のイライラも吐き出すイメージで息を吐き出しましょう。このとき、リラックス作用のあるアロマオイルもいいでしょう。

◆おすすめ食材

薬味やハーブ、スパイスには気の流れを促す作用があり、生姜、にら、紫蘇、みょうがなどのハーブや香味野菜、多種類のスパイスを使ったカレーをいただくのもオススメです。

その他にも発芽玄米、ゴーヤ、レバー、イカ、あさり、しじみなどの貝類、柑橘類なども食事に取り入れてみましょう。

◆調子がよくないときに避けたほうがいい食材

味の濃いもの、イライラ、頭痛がするときの辛い味、ガスがたまっている感じがしたときのイモ類、豆類など

◆女性の生理の状態

周期が長くなったり、短くなったりして安定しない

基礎体温がギザギザになる

月経前に1次的にお腹が張り、始まると治まる

 オススメ漢方薬

安中散(あんちゅうさん)

神経質な人に向く薬ともされ、ストレスによる胃のあたりの膨張感、不快感などにも用いられます。胃下垂の人に多い、胃アトニー(胃無力症)にともなう不快症状、機能性ディスペプシア(胃腸症)の改善にも役立ちます。

黄連湯 (おうれんとう)

胃のあたりに停滞感や重圧感があり、食欲不振や腹痛、胸やけ、吐き気、口臭などをともなう急性胃炎、二日酔い、口内炎などに用いられる漢方薬です。

加味逍遥散 (かみしょうようさん)

“産婦人科の三大漢方薬”のひとつで、月経異常や更年期障害など、女性特有の症状によく用いられます。体力があまりない人で、肩がこる、めまいや頭痛がするなどのほか、のぼせや発汗、イライラ、不安など、不定愁訴といわれる多様な心身の不調に広く用いられます。

藿香正気散 (かっこうしょうきさん)

胃腸がもともと弱い体質で、冷房等により体調がくるい発熱したりする、いわゆる夏かぜ、また暑いさかりに清涼飲料水・果物・生ものの摂取により、胃腸が冷やされ、その機能が一層低下しておこる下痢・食欲不振などの胃腸疾患や全身倦怠に効果があります。

加味温胆湯(かみうんたんとう)

胃腸を丈夫にすることで貧血症状の改善を促したり、ストレスを原因とする不安や緊張等を鎮め不眠症や神経症の改善をします。

香蘇散 (こうそさん)

虚弱で胃腸が弱い人、神経質な人に向く薬で、かぜのひき始めによく用いられます。症状としては、軽い悪寒(おかん)や頭痛、鼻づまり、食欲不振などで、多くの場合、熱はあまり高くありません。

柴陥湯 (さいかんとう)

激しい咳が出て、痰が切れにくく、咳をすると胸が痛むような場合の咳、胸痛、気管支炎に用いられます。みぞおちのつかえ感、食欲不振などをともなうこともあります。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

比較的体力はあるが、神経質で、ささいなことが気になって、抑うつ、不安、イライラ、不眠などがあるような、精神的に不安定な人に用いられる薬です。神経症、子どもの夜泣きなどがあるときに処方されます。あるいは、高血圧に伴う不眠、神経性の心悸亢の改善に使われることもあります。

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

体力がなく、貧血気味で、口が渇き、動悸や息切れがあり、神経過敏な人の、更年期障害や女性ホルモンの変動に伴って現れる体と心の症状、神経症、不眠症などに用いられる漢方薬です。数日経過したかぜで、微熱、寝汗などがみられるようなときにも効果があります。

柴胡桂枝湯 (さいこけいしとう)

熱が出たり、悪寒がする、頭痛がする、あるいは吐き気がある方の胃腸炎やかぜが長引いた症状などに用いられます。具体的には、皮膚が自然に汗ばみ、吐き気や食欲不振があるような人に向きます。胃・十二指腸潰瘍や、慢性膵炎、胆石・胆のう炎などによる心下部緊張疼痛に使われることもあります。

柴朴湯(さいぼくとう)

「小柴胡湯(ショウサイコトウ)」と「半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)」を合わせた薬で、気分がふさいで、のどや食道部に閉塞感があり、ときに動悸、めまい、吐き気などをともなう方のせき、不安神経症などに用いられます。

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

体力がある人で赤ら顔、のぼせ気味、精神不安、便秘があるという方に用いられます。主に高血圧にともなうのぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重(ずじゅう)、不眠、不安といった症状、あるいは出血(鼻血、痔出血)、更年期障害や女性ホルモンの変動に伴って現れる体と心の症状などに効果があるといわれています。

四逆散(しぎゃくさん)

体力が中くらい以上で、胸腹部に重苦しさがある人の腹痛、胃炎、胃痛などに用いられる。精神不安や神経症にも用いられます。

潤腸湯(じゅんちょうとう)

便の水分量が減って硬くなり、軟らかい腹壁の下に便のかたまりが触れたり、ウサギのふんのようなコロコロした硬い便が出る場合に処方されます。肌が乾燥している人、特に高齢者の弛緩性またはけいれん性の便秘に向きます。

小柴胡湯(しょうさいことう)
体力が中くらいで、肋骨の下あたりが張って苦しくなる「胸脇苦満(きょうきょうくまん)」、口の中の不快感などがある人の食欲不振、吐き気、倦怠感に用いる薬とされています。かぜがこじれて長引いたとき、胃腸虚弱、食欲不振、疲労感などに広く用いられています。

神秘湯(しんぴとう)
気管支ぜんそくや長引いている気管支炎などに用いられます。痰の少ない咳、喘鳴、呼吸困難などが処方の目安とされ、抑うつ気分などの精神神経症状をともなうこともあります。喫煙者に多いCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などで同様の症状があるときにも用いられます。体力は中くらいかそれ以上で、比較的胃腸が丈夫な人に向く薬です。

女神散(にょしんさん)

体力が中程度あるいはそれ以上で、のぼせやめまいなどがある人の、産前産後の神経症(不安や不眠など)、月経不順、更年期障害、神経症に使われています。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

体力が中程度の人の不安神経症、不安感などに使われます。気分がふさいでのどに異物がへばりついたような違和感があるときに使用します。そのほかの症状としては、咳、しわがれ声などがあるときにも使われます。

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

体力が中程度で、みぞおちのつかえ感があり、吐き気、食欲不振がある、おなかがゴロゴロ鳴って下痢がちといった人に向き、急性・慢性の胃腸炎、消化不良、胃下垂、下痢、軟便、二日酔い、胸やけ、口内炎などに用いられます。

茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)

体力が中程度から虚弱で、気分がふさいでのどや食道に異物感があり、動悸やめまい、吐き気、胸やけ、尿量の減少をともなう人の、不安神経症、神経性胃炎、つわり、しわがれ声などに用いられます。

平胃散(へいいさん)

体力が中程度よりあって、消化不良をともなう胃もたれ、吐き気、下痢傾向のある人の、胃炎(急性・慢性)、消化不良、食欲不振などに用いられます。食べ過ぎたときに有効です。

麻子仁丸料(ましにんがんりょう

体力がない「虚証」の人向きの薬で、体にうるおいが不足して、便が硬くなりがちな高齢者の便秘薬としてよく用いられるほか、病後の便秘にも使われます。便秘にともなう頭重、のぼせ、湿疹、皮膚炎、ふきでもの、食欲不振や、痔の症状を緩和するときにも使われます。

※ 注意 ※ 漢方薬は同じ症状がある人でも、体質によって処方する漢方薬が異なります。

※こちらの内容は本講座のテキストの一部となります

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