水毒は、水分摂りすぎ、水分がたまっている人【東洋医学体質診断⑤】

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薬剤師の宮本です。

前書き

東洋医学の体質診断パターン「水毒」について解説と対処法をご紹介いたします

水毒(水分摂りすぎ、水分がたまっている)

◆舌の状態

痰湿舌

※東西薬局より引用

ボテッと厚ぼったくて大きめ

ベトベトした白もしくは黄色の舌苔があり舌苔も厚い

◆体質の特徴

夏になると熱中症の予防のためにしっかりと水分補給と熱を汗で出すことが大切です。水分は体の中の水である体液の流れを良くしてくれるので、美容や健康にも良いです。

しかし、水分を摂りすぎると水の代謝が悪くなり、体内に水分が溜まった体質である水毒になってしまう可能性があります。現在、女性の8~9割が「水毒」であるといわれています。

水分の代謝には、特に腎臓が関わっており、腎臓の働きが低下していると、水分がたまりやすくなります。これによって、むくみや喘息、だるさ、胃腸がムカムカする、冷え性などの症状として現れます。

汗腺も水分代謝にとても重要な役割を果たすこと知っておきましょう。また、人間の大半が水分で構成されており、成人の体の60〜70%が水分です。水分のバランスが崩れることは影響が大きいのです。特に日本は湿気の多い土地なので、水分代謝が悪くなりやすいのです。梅雨の日、雨の日に体調を崩しやすいのも水毒の典型的な症状です。

◆養生法

湿度の高い梅雨時や夏、低気圧が近づいてきたときなどに体調を崩しやすい傾向があります。湿気の多い時期や台風の季節には、腹八分目を心がけるようにし、特に食事に気をつけましょう。また、水分のとりすぎはそれだけで体調を崩す原因になります。しょっぱいものは控えて、のどの渇きを適度に潤す程度にしましょう。発汗は、体に溜まった余分な水分や老廃物を出してくれます。毎日の空き時間を利用した手軽な運動や、ゆっくりお風呂につかり、たっぷりと汗をかくようにしましょう。その他にも、軽めの運動とお風呂上がりのマッサージをして血液とリンパの流れをよくしましょう。

◆おすすめ食材

水の代謝を良くして、利尿作用のある食べ物をとって改善するようにしましょう。玄米、小豆、はと麦、そば、海藻、きのこ、たけのこ、なす、アスパラガス、かぼちゃ、じゃがいも、こんにゃく、バナナ、ウーロン茶を食事に取り入れてみるといいでしょう。

◆調子がよくないときに避けたほうがいい食材

高脂肪食、味の濃いもの、冷たいもの

◆女性の生理の状態

生理痛が強い

むくみ顔になる

生理が来ないことがある

オススメ漢方薬

葛根湯(かっこんとう)

基本的には体力がある「実証(じっしょう)」の人に向く薬で、かぜの初期などの頭痛、発熱、首の後ろのこわばり、寒気がするが汗は出ないといった場合に有効です。発汗を促すことで熱を下げ、かぜを治そうとします。

桂枝湯(けいしとう)

体力がなかったり、胃腸が弱かったり、あるいは日頃から疲れやすくかぜをひきやすいなど、病気を体の外へ追い出す力が弱い「虚証」の人や高齢者に向く薬です。頭痛、寒気、発熱(主に微熱)、のぼせ、軽いうなじのこわばりや体の痛みなどの症状があり、皮膚が自然に汗ばむときに用いられます。「虚証」の人は体温が上がらないで自然に汗をかき、熱があっても顔色が悪いことがあります。

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)

変形性膝関節症などの関節痛、神経痛など、関節が痛んで曲げ伸ばしがつらいようなときの治療によく用いられます。冷えがあって、体力がない人で、汗は出るのに尿の出が悪いような場合に適する薬です。

桂枝芍薬知母湯(けいししゃくちもとう)

体力が虚弱な人で、手足や関節に慢性の痛みがあり、痩せて関節、特に膝関節が、腫れて変形して、皮膚が乾燥している人に用います。関節炎、関節リウマチ、神経痛などに使用します。

香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)

体力中等度以下で、気分が沈みがちで頭が重く、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえて疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすい人の胃炎、胃腸虚弱、胃下垂に用いります。

五積散(ごしゃくさん)

慢性的に経過し、症状の激しくない胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害など冷えがある人にも用いられます。

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

熱が出たり、悪寒がする、頭痛がする、あるいは吐き気がある方の胃腸炎やかぜが長引いた症状などに用いられます。具体的には、皮膚が自然に汗ばみ、吐き気や食欲不振があるような人に向きます。また、けいれん性の内臓の痛みに対して用いる薬ともされ、胃・十二指腸潰瘍や、慢性膵炎、胆石・胆のう炎などによる心下部緊張疼痛に使われることもあります。

柴苓湯(さいれいとう)

吐き気、食欲不振、のどの渇き、尿量の減少などをともなう水様性の下痢、急性胃腸炎、暑気あたり、むくみなどに用いられます。

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

水のような鼻水や痰、くしゃみ、鼻づまり、咳などの症状があるときに用いられる薬で、かぜやアレルギー性鼻炎などでよく処方されています。眠気の副作用がなく、花粉症、鼻水、結膜炎の治療にも使われています。そのほか、鼻炎、気管支炎、気管支ぜんそくなどにも用いられます。主に体力が中くらいの人で、診察で胃のあたりを軽くたたくとポチャポチャと音がする「胃部振水音」のある場合が典型的です。

続命湯(ぞくめいとう)
言葉のもつれや手足の知覚がにぶり、しびれを伴う人の高血圧、めまい、耳鳴りに用いられます。 脳梗塞や脳出血後の初期にも使われることがあります。

疎経活血湯(そけいかっけつとう)

一般に、体力は中くらいの人の関節痛、腰痛、神経痛、筋肉痛などに用いられます。特に腰から脚など、下半身の痛みに効果があるとされますが、肩こり、手足の痛みやしびれなどにも使われます。加齢にともなって増える変形性関節症や変形性脊椎症、関節リウマチなどの痛みに用いられることもあります。

大防風湯(だいぼうふうとう)

病気が長引いたりして体力が低下している人で、顔色が悪く、関節が腫れて痛み、こわばって動かしにくい、神経痛といった症状があるときに用いられます。
慢性的に関節に炎症がある人に使われています。

二朮湯(にじゅつとう)

体力が中程度の人で、肩や上腕の痛みのあるいわゆる四十肩、五十肩などに用いられます。

半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

体力がなくて冷え症、胃腸虚弱な人に向く薬です。めまい、立ちくらみ、頭痛、頭重感などに用いられます。

茯苓飲(ぶくりょういん)

体力が中程度~虚弱で、吐き気、胸やけ、胃の膨満感があって、尿量の減少などをともなう人の、胃炎、神経性胃炎、胸やけなどに用いられます。

茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)

体力が中程度から虚弱で、気分がふさいでのどや食道に異物感があり、動悸やめまい、吐き気、胸やけ、尿量の減少をともなう人の、不安神経症、神経性胃炎、つわり、しわがれ声などに用いられます。

茯苓飲加半夏(ぶくりょういんかはんげ)
胸やけ、げっぷ、吐き気があり尿量が少ない人の胃炎、胃アトニーに用いられます

茯苓沢瀉湯(ぶくりょうたくしゃとう)

体力中等度以下で、胃のもたれ、悪心、嘔吐のいずれかがあり、渇きを覚える人の胃炎、胃腸虚弱に用いられます。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

水分代謝が悪く、余分な水が体にたまってしまう人がいますが、そうした人の水分代謝に働きかけてむくみを取る薬です。肥満症の薬として注目されています。
体力は中程度から虚弱で、色白で筋肉が柔らかい、特に下肢がむくみやすい、いわゆる水太りタイプで、疲れやすく、汗をかきやすい、むくみやすいといった人に適しています。

麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)

ふだんから体が弱い人や高齢者、病み上がりの人のかぜに処方されることの多い薬です。手足が冷え、頭痛や寒気があり、顔色が悪く、背中全体が寒い、声に力がないといった症状が処方の目安とされています。鼻水や水っぽい痰をともなうこともありますが、熱感は少なく、熱はあっても微熱程度です。この薬は体を温めて発汗・発散作用をうながし、病気を追い出します。

麻黄湯(まおうとう)

丈夫な人や新陳代謝の盛んな子供に向くとされ、かぜのほかに気管支炎など、熱の出る急性疾患の初期に用いられます。悪寒、発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、咳などがあるけれど、汗は出ないという状態が処方の目安とされています。特に節々が痛むときはこの薬が向くといわれます。

麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)

配合生薬に麻黄が含まれている麻黄剤の一つです。体力が中くらいの人の関節痛、神経痛、筋肉痛、いぼ、手足の荒れ(湿疹や皮膚炎)などに用いられます。

薏苡仁湯(よくいにんとう)

体にたまった水分をさばき、痛みを取る作用があり、腫れて熱をもっているような関節痛や筋肉痛、神経痛などに用いられます。関節リウマチの関節痛、筋肉痛などにも使われます。体力は中くらいの人に向くとされます。

六君子湯(りっくんしとう)

やせ型で顔色が悪く、冷えやすく、みぞおちのつかえ、全身倦怠感のある人の食欲不振、胃もたれ、胃痛、嘔吐などが処方の目安とされています。胃下垂、消化不良などにも用いられます。

苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)

体力が中等度またはやや虚弱で、胃腸が弱く、冷え症の人の、水っぽく薄い痰をともなう気管支炎、気管支ぜんそくなどに用いられます。むくみや動悸、息切れにも使うことがあります。

苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)

体力が中程度以下の人で、腰から足にかけて冷えが強く、排尿の量や回数が多い人の腰痛、神経痛、夜尿症、腰の冷えに用いられます。

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

体力が中程度以下の人で、腰から足にかけて冷えが強く、排尿の量や回数が多い人の腰痛、神経痛、夜尿症、腰の冷えに用いられます。

補気健中湯(ほきけんちゅうとう)

体力虚弱で胃腸が弱い人の腹部膨満感、むくみに用いられます。

九味檳榔湯(くみびんろうとう)

体力中等度以上で、全身倦怠感があり、特に下肢の倦怠感が著しい人の疲労倦怠感、更年期障害、動悸に用いられます。

※ 注意 ※ 漢方薬は同じ症状がある人でも、体質によって処方する漢方薬が異なります。

※こちらの内容は本講座のテキストの一部となります

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