陽熱は、疲れを感じにくい、熱がこもりやすい人【東洋医学体質診断⑧】

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薬剤師の宮本です。

前書き

東洋医学の体質診断パターン「陽熱」について解説と対処法をご紹介いたします

陽熱(熱がこもっている状態)

◆舌の状態

湿熱舌

※東西薬局より引用

舌先が赤い

舌全体が黄色

◆体質の特徴

暑がりの人は、しっかり汗が出て健康的な印象もありますが、それは決してそうとも限らないのです。そんな方は、すごく元気活発な人が多いのですが、実は自分では疲れを感じないほど無理をしている可能性があるのです。ストレスや飲酒、脂肪分の多い食事などで熱がこもりやすくなり、不調になっている体質です。ストレスにより肝臓がダメージを受けて、この状態が続くと胃腸の機能も弱くなり、放置しておくと胃腸炎などの消化器系の病気や、脳卒中、心筋梗塞などの循環器系の病気に陥る危険性もあります。

◆養生法

陰虚と違い、陽熱は、熱を発散させるためにもジョギングやテニスなどの運動も積極的にしましょう。毎日の習慣にしていくことが大切です。ただ熱が上にのぼるので興奮しやすく、疲れていない、元気だと思いがちになりますので、あまりがんばりすぎないよう、意識して休憩を取るようにしていきましょう。入浴時も熱いお風呂に入ると、のぼせたり、肌が赤くなってかゆみが起きたりすることが多いため、お風呂の温度は低めに設定しましょう。

◆おすすめ食材

体を冷やしてくれるトマト、きゅうり、なす、すいか、とうがんなどの夏の旬のものや、あさり、わかめ、豆腐などの熱を発散してくれる食べ物がおすすめです。

◆調子が悪いときに避けたほうがいい食材

脂っこい食べ物や肉類を多く摂ると、熱が体にたまりさらに悪化させてしまいます。味の濃い料理もあまり食べ過ぎないように、薄味にしましょう。アルコール類や辛い刺激にも同じ作用があります。唐辛子、にんにく、芥子、こしょう、山椒など、食べると汗をかくようなスパイス類や、しょうが、ねぎ、シナモンなど

◆女性の生理の状態

経血の量が多め、色が濃い

周期が短い

おりものが黄色、粘っこい、においがきつい

オススメ漢方薬

茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)
比較的体力があり、便秘がちの人に向く薬です。尿の量が減ったり、口が渇いたりするのも特徴的な症状で、上腹部から胸部の不快感をともなうこともあります。胃腸が弱い、下痢がちな人には向きません。皮膚のかゆみ、湿疹、皮膚炎、じんましん、口内炎などに用いられます。

茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)
のどが渇いて、尿量の減少がある人の、嘔吐、じんましん、二日酔いのむかつき、むくみなどに用いられる。

越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
炎症によって関節が熱をもった感じで腫れていたり、関節液がたまっているような場合、例えば関節の腫れや痛み、関節炎などに用いられます。
また、熱感や発赤の強い湿疹や皮膚炎などの皮膚疾患にも使われます。さらには夜尿症などにも使われることがあります。いずれも病気の初期で、比較的体力のある人に向く薬です。

乙字湯(おつじとう)
中くらいの体力の人であまり症状がひどくない切れ痔、いぼ痔などの痔の治療に用いられる。便通をよくする働きもある。

加味温胆湯(かみうんたんとう)
体力中等度以下で胃腸が虚弱な人の神経症、不眠症に用いられます。

五淋散(ごりんさん)
頻尿、排尿痛、残尿感に用いられる。

五苓散(ごれいさん)
さまざまな浮腫(むくみ)、急性胃腸炎、下痢、頭痛、暑気あたり、二日酔いなどの吐き気やむかつきにも用いられます。子どもの下痢、妊婦のむくみなどに使われることもあります。

消風散(しょうふうさん)
分泌物が多くて患部がじゅくじゅくし、かゆみの強い慢性の皮膚疾患、例えば水虫、あせも、湿疹、じんましんなどに用いられる。またじんましんにも用いられる。

清肺湯(せいはいとう)
粘りが強くて切れにくい痰をともなう咳が長引いているようなときに用いられる。

大柴胡湯(だいさいことう)
体格がよく、体力もあって腹力が充実した人で、便秘がちで、わき腹からみぞおちの間が張って苦しい状態(胸脇苦満)が診察で認められるような場合に処方されます。高血圧や肥満をともなう肩こりや頭痛、便秘のほか、胃炎、便秘、神経症、肥満症などの症状、病気の治療に用いられます。

猪苓湯(ちょれいとう)
尿量の減少や口の渇きがある人の、排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみに用いられます。体力が中くらいの人を中心に処方されますが、比較的体質にこだわらずに使うことができます。

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
体力があって、特におなかに皮下脂肪が多く、便秘がちな人に向きます。高血圧にともなう動悸・肩こり・のぼせ・むくみ、便秘、副鼻腔炎、湿疹、皮膚炎、ふきでもの(にきび)にも使われています。

麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
体力が中程度よりあり、汗をよくかく、口の渇きがあるといった症状が処方の目安とされます。気管支のけいれんを緩和し、効果を高めます。大人だけでなく、子どものぜんそくや気管支炎、かぜなどにも使われます。痔の痛みを和らげるときに用いられることもあります。

木防已湯(もくぼういとう)
体力が中程度よりあって、みぞおちがつかえて顔色がさえない人の、むくみや動悸、息切れなど、心臓の働きが低下した症状があるときに用いられます。気管支ぜんそくにも使われます。

竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
泌尿器の炎症などに用いられる薬で、下腹部に熱感や痛みがある人向けの処方です。体力が中くらい以上の人の排尿痛、残尿感、こしけ、頻尿などに使用されます。

葛根黄連黄芩湯(かっこんおうれんおうごんとう)
体力中等度の人の下痢、急性胃腸炎、口内炎に用いれます。

分消湯(ぶんしょうとう)
体力中等度以上で、尿量が少なくて、ときにみぞおちがつかえて便秘の傾向のある人の次のむくみ、排尿困難、腹部膨満感に用いられます。

霊黄参(れいおうさん)
虚弱体質、肉体疲労、病中病後の滋養強壮に用いられます。

※ 注意 ※ 漢方薬は同じ症状がある人でも、体質によって処方する漢方薬が異なります。

※こちらの内容は本講座のテキストの一部となります

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