ワクチンからはじめる薬の基本の「き」

ワクチンは劇薬だから危ないよ!!」は嘘!

多くの方が愛用していると思われます「ロキソニン」

これは以前は、劇薬の分類の薬でした

しかし、数年前に劇薬が普通薬へと薬の分類が変わったことで、一般用医薬品(OTC薬)としても出回ることができるようになりました

薬の分類には大まかに以下のようなルールがあります

普通薬
劇薬 飲み薬:300 mg/kgを超えてはいけない量

皮下注射:200 mg/kgを超えてはいけない量

静脈注射:100 mg/kgを超えてはいけない量

毒薬 飲み薬:30 mg/kgを超えてはいけない量

皮下注射:20 mg/kgを超えてはいけない量

静脈注射:10 mg/kgを超えてはいけない量

毒薬の基準値までにLD50(半数のラットが死ぬ)となれば毒薬

 

 毒薬の基準を超えても問題なかったけど劇薬の基準値までにLD50となれば劇薬と認定される。

これに加えて

  1. 薬用量の10倍以下を長期連続で投与した時に障害を認めるもの
  2. 安全域が狭いもの(致死量と有効量、中毒量と薬用量)
  3. 薬用量において副作用の発現率が高いもの
  4. 蓄積作用や薬理作用が激しいもの

劇薬毒薬に含まれます

効果が出る量が同じだったとして、少しの量で効果が出やすいものほど、このように少しの量の違いで致死量になりやすくなると言うこと

これが薬の本当に怖いところです

紹介しましたロキソニンのようなことが起きたり、同じ名前の商品名を持つ「カロナール:成分名アセトアミノフェン」にはいろんな種類があります
同じ商品名あり成分も同じ普通薬のカロナールと劇薬のカロナールがあります

普通薬だから大丈夫 劇薬だから危険
このように考えることそのものが間違えなのです。

余談になりますがーーーーー

花粉症の薬がいくつか処方箋でないともらえないものが、一般用医薬品の第一類となり、第二類へ下がったものがあります
しかし、これは先ほどと同じで安全になったわけではないのです

また一般用医薬品の第一類が一番効くと思っている方も多いですが、実際は薬の歴史を知っていると物によっては副作用をなくすことを目的にして開発されてきた医薬品も数多くあるため「最近できたものほど強く効く」とは限らないのです
(例:花粉症の薬のすべてではありませんが
第三類の方が効果は高い代わりに副作用もなりやすいです
逆に、第一類は副作用が少ないけど効果は弱い傾向にあります)

閉話休題ーーーーー

「ワクチンは動物の体液だから危ないよ」も嘘!

実は薬の大半は、化学合成されたものなのですが物によっては特殊な製法で作られたものも存在します

それがワクチンでもあるのです

特殊な薬の分類として生き物由来であることです

生物由来製品 何かしらの生物から得たものを材料として作った医薬品・医療機器を指します

人間以外の動物から作られたものも含みます

主にワクチン、トキソイド、遺伝子組換え製剤、動物成分抽出製剤、動物由来心臓弁などがそれにあたります

特定生物由来製品 主に輸血用血液製剤、血液凝固因子、人血清アルブミン、人免疫グロブリンなどの血液製剤、人胎盤抽出物(プラセンタ)など

すべて人に由来するものが含まれます

ワクチンは生物由来製品 

 

ワクチン生きた生物、生物の死骸生物の分泌物(毒素)

ワクチンに限っては生物=ウイルス・細菌のこと

そしてワクチンの種類に当てはめると

生きた生物→生ワクチン
生物の死骸→不活化ワクチン
生物の分泌物(毒素)→トキソイド

ということになるのです

ワクチンは、私たちが良く知っている薬とは違い生きているものがあります

それが生ワクチンです

打つときは弱いかもしれませんが、体の中は栄養豊富で住みやすい環境でもあるので、弱っている細菌やウイルスが元気になって増えてしまうこともあります

これが生ワクチンの副反応に関連してくると考えられます

 

不活化ワクチンはバラバラだから安心とも言い切れません

1つ1つ顕微鏡を見ながら何万個~何千個もの細菌・ウイルスがバラバラになっているのを確認はできないでしょう

そして、体液ではない理由をもう少し詳しく話すのには、細菌とウイルスの特徴を知らないといけません

これを知っていればワクチンの薬の説明書(添付文書)を読めばしっかりと体液でないことが分かります

参考:ワクチンからはじめる細菌とウイルスの違いとは

 

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