ワクチンからはじめる細菌とウイルスの違いとは

細菌とウイルスの基本

細菌とウイルスの違いはいくつかありますが、ワクチンに関係する違いということであれば、自分で自立して増える能力があるか・ないかが、ワクチンを考えるうえで細菌とウイルスの違いを知ることが大切になっていきます。

自家製ヨーグルトや味噌などの発酵食品を作ったことがある方は分かると思いますが

細菌は、細菌の寿命が尽きない限り、餌が用意されていれば半永久的に増殖することができます。(能動的な増殖)

 

しかし、ウイルスは細胞に寄生するようにして、細胞を増やす機能を利用して、自分たちを増やしてもらう方法をとります。

そのため、ウイルスは細胞の中で次々と増殖するような形をとります。(受動的な増殖)

細菌は、自分で好きなように増殖することができるため、どんどん増えていくのが分かります。

しかし、ウイルスは細胞の外に出るまでどれくらい増えたか分かりません。

これを暗黒期と言います。

ウイルスは、細胞を飛び出した瞬間に一気に大量のウイルスが体の中に存在することになります。

血液検査をしたとして、ウイルスの数が少ないと検査値が示したとしても、細胞の中ではそれ以上にウイルスをため込んでいる可能性があると言うことです。

ワクチンを作るときの工程の違い

以上のような増殖の仕方に違いがありますので、細菌とウイルスではワクチンを作る工程が違います。

■細菌由来ワクチン

細菌に関係するワクチンの作り方では、餌が豊富な培養液を使います。

もっとわかりやすく言うと砂糖水です。

1例ではありますが、左上のような赤~オレンジ色の培養液を使って、カビの検査で使うような丸い容器(シャーレ)に細菌をくっつけて培養液のエサで増やしたり、培養液の瓶にそのまま細菌を入れて増やしている可能性もあります。(工業的製造法の詳細は不明)

培養液なので「体液」ではありませんし、動物の細胞も使っていません

またトキソイドのような毒素もジフテリア菌と破傷風菌から発生した毒素を無毒化して使うため、これも培養液で細菌を増やして毒素だけを抜き出して作ります。

■ウイルス由来ワクチン

ウイルスに関係するワクチンの作り方では、細胞に寄生して増殖しますので、細胞が必要になります。

また、細胞をそのままにしても死んでしまいますので、細胞の餌が豊富な培養液に使っている状態で細胞をある程度増やした状態でウイルスに感染させないといけません

先ほどと似たような培養液と丸い容器(シャーレ)を使って細胞を容器の底で増やします。ある程度増えたところで、丸い容器(シャーレ)の中にウイルスを入れます。

数日すると細胞が浮いてきます。ウイルスが細胞に感染したことで、細胞が壊れた死骸ということになります。死骸が多いほどウイルスがたくさんいると言うことです。

培養した細胞に感染させて作っていますので、こちらも「体液」ではありません。

インフルエンザのワクチンのように鶏の卵の中にそのままウイルスを入れる方法もあります。これも卵の細胞にウイルスを感染させるわけです。人間が食事としているくらいですから、栄養も豊富なのでしょうね。たくさん増えると思われます。
(工業的製造法の詳細は不明)

まとめ

細菌とウイルスの違いは増殖の仕方にあります

細菌は、自分で増殖できる能力がありますが

ウイルスは、細胞に感染しないと増えることができません

つまりは、私たちの体の中でもウイルスに感染して細胞が死んでいることもあると言うことです

インフルエンザの脳炎や異常行動は、免疫の過剰反応だけでなく、もしかするとウイルス感染による増殖が増したが故の細胞破壊なのかもしれません

そして、『ワクチンからはじめる薬の基本の「き」』の内容からの続きにもなりますが、血液やリンパ液のような「体液」でワクチンは作られてはいないと思われます。

他のワクチンに関係する内容はこちらの一覧へ

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