百日咳の病気の現状からワクチンを考える

百日咳のポイント

定期接種:不活化ワクチン(混合ワクチンとして4回)2018年

近年、ワクチンを打っている大人の感染が増加している細菌感染症

  • 風邪の症状から少しずつ咳が強くなっていく(約2週間)
  • その後、短い咳が連続的に起こり、咳の最後に大きく息を吸い込み、痰を出して治まる症状を繰り返す(約2~3週間)
  • 激しい咳は徐々に治まりますが、ときどき発作性の咳が出る(約2~3週間)

全体を通して最長で3カ月治癒まで時間がかかる

感染したら7日以内に治療を行うことが大切(入院)

 

乳児の場合、無呼吸発作など重篤になることがある
(1歳未満で百日咳に罹った赤ちゃんで約60%)

※RSウイルス、ライノウイルス、ヒトパラインフルエンザ3型でも無呼吸発作が見られるうえに、これらは風邪のウイルスなので赤ちゃんの感染率が高い

百日咳菌よりもライノウイルスの方が重篤化しやすい

【感染ルート】

人から人に感染し飛沫感染、接触感染で潜伏期間は7~10日

ワクチンについて

四種混合(DPT-IPV)
D:ジフテリア、P:百日咳、T:破傷風、IPV:ポリオ
『スクエアキッズ皮下注シリンジ』★ 添付文書 ワクチン接種を受ける人へのガイド
『クアトロバック皮下注シリンジ』★ 添付文書 ワクチン接種を受ける人へのガイド
『テトラビック皮下注シリンジ』★ 添付文書 ワクチン接種を受ける人へのガイド
参考:三種混合(DPT)(ポリオ単独とのセットとして)
『沈降精製百日せきジフテリア破傷風
混合ワクチン「北里第一三共」』★
添付文書 ワクチン接種を受ける人へのガイド
『トリビック』★ 添付文書 ワクチン接種を受ける人へのガイド
『沈降精製百日せきジフテリア破傷風
混合ワクチン「北里第一三共」シリンジ』★
添付文書 ワクチン接種を受ける人へのガイド

※「ワクチン接種を受ける人へのガイド」は添付文書を一般向けに簡略化したものです
★定期・任意接種補助対象

百日咳の単発ワクチンはありません。

成人でも抗菌薬を使った治療になることがほとんどと思われます。

ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオの混合ワクチンなどの比較報告の件は、ジフテリア毒素の方へ

 

【百日咳ワクチンの評価】

接種で罹る率が50%低下し、罹っても76%が軽症化できる
しかし、接種4回完了しても重症化することがあります

ワクチンによる防御持続期間:4-6 ※The Immunisation Advisory Centreより和訳引用
※自然感染による免疫も低下する。ブースターは11歳から

【流行分布】

引用:国立感染症研究所

ワクチンによる影響かどうかは分かりませんが、2008年の22週に1週間で360人の患者報告が日本全国でありました。それ以外は通年で1週間に約30人~約120人ほどで1都道府県に1~3人いるかどうかの数字です。この報告は子供だけでなく、大人も含まれますので注意くださいませ。

計算の仕方
1週間の定点当たり報告数×定点(計測している病院の数)=1週間の患者報告数

 

子供に罹りやすい感染症の参考の数字として(2017年)

  • 溶連菌:25週目で1週間で最高約1万人
  • 手足口病:30週目で1週間で最高約3万人
  • RSウイルス:38週目で1週間で最高約1万人

参考データ:感染症発生動向調査週報2017年第51・52週(第51・52合併号) 

まとめ

百日咳は、風邪のウイルスとも比較してどちらが罹りやすいかを考える話となります。実際の流行りの分布図は毎週更新されております。ワクチン接種を安全に行う検討する際に参考にしていただければ幸いです。

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