結核菌の病気の現状からワクチンを考える

結核菌のポイント

定期接種:不活化ワクチン(4回)2018年

大人の患者数が、なかなか減ることがない細菌感染症(肺結核として
(2017年で約22000人)

子供の肺結核はきわめてまれで、大人が肺結核の予防をしていれば感染することはほぼない、子供同士の感染もない

体が弱くなると罹りやすいため、発病者の70%は60歳以上

大人で3日間の発熱と咳が2週間以上続く

子供の結核の注意点は、結核菌による髄膜炎(よく知っている咳をする肺結核とは別)

【感染ルート】

人から人による飛沫感染・空気感染

ワクチンについて

『乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)』★添付文書ワクチン接種を受ける人へのガイド

※「ワクチン接種を受ける人へのガイド」は添付文書を一般向けに簡略化したものです
★定期・任意接種補助対象

結核が重症化したときの結核性髄膜炎を予防する目的(肺結核を予防できるわけではない)
BCGはほとんどの国の肺結核予防で採用していないうえに効果は国によってまちまちで乏しい
乳児の結核性髄膜炎を80%予防できると言われている

注射後から気をつけて欲しいこと

BCGワクチンを接種してから10日~14日間くらいで、接種した部分に赤いぽつぽつができ、膿を持ってかさぶたを作るようになります。接種後5~6週頃に最も強く現れます。その後、接種後3ヶ月くらいすると、赤みや膿はなくなり、針の跡だけが残ります。

コッホ現象

結核にすでに感染しているときにBCGワクチンを接種した際に、10日以内に接種したところに上記のような反応が起こる現象のことを言います。通常より早い段階(多くの場合は3日以内)で赤く腫れて膿んできた場合はコッホ現象が疑われます。しかし、厚生労働省は、平成17~21年度でコッホ現象として報告された症例を検証した結果、「コッホ現象に伴う重大な障害は認められなかった」と報告しています

偽コッホ現象

反応が2~3日以内に出るからと言って全部がコッホ現象とは限りません。コッホ現象の局所の反応が1週間以内に消えてしまう場合→傷口による細菌感染の疑い

まとめ

BCGは打った後になかなか傷口が塞がらない状態が続きます。それは赤ちゃんの皮膚の薄さにも関係しているかもしれません。BCGによる反応なのか、傷口からの細菌感染なのかの2つの可能性があることを知っておきましょう。ワクチン接種を安全に行う検討する際に参考にしていただければ幸いです。

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