水痘・帯状疱疹ウイルスの病気の現状からワクチンを考える

水痘・帯状疱疹ウイルスのポイント

定期接種:生ワクチン(4回)2018年

幼少期よりも年齢が高くなると重症化しやすくなるウイルス感染症

12月~7月の冬から夏前が流行りで幼少期にほとんどの人が自然感染

皮膚にヒリヒリ、チクチクするような痛みから始まり、次に痛みを感じた部分にブツブツとした赤い円形の発疹ができて小さな水ぶくれとなって帯状に広がります。

特に胸から背中、腹部などによく症状が現れるのは体の左右どちらか片側だけなのが特徴で、一度に2ヵ所以上の場所に現れることはほとんどありません。

7~10日ほどで、皮膚症状と痛みが回復

患者の70%は50歳以上の方で、過労や加齢による体力の低下や、何らかの病気で体力が低下した時に潜んでいたウイルスが活発になり発症しやすくなります。

ヒトに感染するヘルペスウイルスの種類と症状

ウイルスの種類主な病気
単純ヘルペスウイルス1型口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、カポジ水痘様発疹症、角膜ヘルペスなど
単純ヘルペスウイルス2型性器ヘルペスなど
水痘・帯状疱疹ウイルス水ぼうそう、帯状疱疹
エプスタイン・バーウイルス伝染性単核症
サイトメガロウイルス肺炎、網膜炎
ヒトヘルペスウイルス6突発性発疹、脳炎など
ヒトヘルペスウイルス7突発性発疹
ヒトヘルペスウイルス8カポジ肉腫
【感染ルート】

人から人へ飛沫感染・空気感染・接触感染する

ワクチンについて

『乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」』★添付文書ワクチン接種を受ける人へのガイド

※「ワクチン接種を受ける人へのガイド」は添付文書を一般向けに簡略化したものです
★定期・任意接種補助対象

ワクチン防御期間:2回接種で14年 

※The Immunisation Advisory Centreより和訳引用

治療薬:抗ヘルペスウイルス薬

【流行分布】
引用:国立感染症研究所

2010年では幾度か1000~1500人程度の子供の水疱瘡の報告が小児科ではありました。
しかし、2015年以降では毎週250人程度に安定した数値になってきております。

計算の仕方
1週間の定点当たり報告数×定点=1週間の患者数

子供に罹りやすい感染症の参考の数字として(2017年)

  • 溶連菌:25週目で1週間で最高約1万人
  • 手足口病:30週目で1週間で最高約3万人
  • RSウイルス:38週目で1週間で最高約1万人

参考データ:感染症発生動向調査週報2017年第51・52週(第51・52合併号) 

先天性水痘症候群

聞きなれないかもしれませんが、子供を授かりたいとお考えの方は是非知っておきましょう。妊娠初期(8~20週)に水痘に罹患すると、胎児に低体重出生、四肢の形成不全、片側性皮膚瘢痕、部分的筋肉萎縮、脳炎、小頭症など、先天性水痘症候群の症状が現れることがあります。

まとめ

水疱瘡は、赤ちゃんが自然にも罹りやすい感染症です。自然に感染しに行くなんてこともあり得るかもしれませんが、他の感染症と同じくらいに注意は必要かと思います。実際の流行りの分布図は毎週更新されております。ワクチン接種を安全に行う検討する際に参考にしていただければ幸いです。

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