もう見逃せない!ストレスが与える体と心の影響

現代はストレス社会と言われるほど、さまざまなストレスが蔓延しています。それをほったらかしにすることは、体の不調が増えていき、大きな病を患うようになり寿命を縮めている原因になっています。

ホリスティック医学でも心・精神が健康に関与することが大半を占めていると考えています。どんなに食事に気をつけたり、適度な運動したりしていたとしても、環境のストレスの対処、思考のストレスの対処ができていないことは、それだけで個人が生きにくさを常に抱えていることになります。

もう見逃せないと言っても良い「ストレス」の影響をしっかりと知っておきましょう!

ストレスとは

皆さんが、日常的に使っている「ストレス」は、80年ほど前にカナダ人の生理学者ハンス・セリエ博士によって提唱され、世界中で広く受け入れられるようになった概念です。

ボールが凹む時に加わる力を「ストレッサー」と呼び、これが「ストレス」という形で人間の体でも何かしらの変化を与えているとして研究が進められました。

そして、ストレスによって体と心に支障をきたす恐れがあることは今や常識となりました。しかし、本当の意味でストレスが体にどんな影響を与えているのかを知る方はまだ少ないのでしょう。

現代のストレスの影響

現代さまざまな要因がストレスとして私たちに何かしらの影響を与えています。その影響の度合いも人それぞれです。

私たちのおじいさん・おばあさんの世代と私たちとでは受けているストレスの種類も異なります。そんなことを知らずに「近頃の若者は根性がない」とかいう話も聞きますが、そもそも比較することがおかしな話なのです。

昔は皆で日本の発展のために尽力した社会体制、現代の日本は過度な情報が常に私たちの目の前を通り過ぎ、社会では常に効率化と生産性の高さが重要視されている社会体制となっています。

その結果が毎年報告されている年齢別死因別死亡率で10代後半から40代まで自殺が常に1位です。その後は、がんが1位となりますが、がんもすでに生活習慣とストレスによる影響だと一般の方に認識されるようになってきました。私たちはますますストレスとの上手な付き合い方、回避するような生活へシフトしていくことが求められています。

ストレスと反応段階

私たちが、ストレスにさらされた時に3つの反応期間があるとハンス・セリエは説いています。ストレスの抵抗力は、副腎から分泌されるストレスホルモン「コルチゾール」に関係していきます。

【第1期】:警告反応期

初めにストレスを受けると、体は強いショック状態に陥ります。具体的に血圧の低下、心臓機能の低下、骨格筋の緊張や脊髄反射の減弱、体温の低下、意識の低下などが起きます。

ついでストレス刺激により、脳の視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)が放出され、これが脳の下垂体前葉から副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を放出します。このACTHが副腎の外側の部分に当たる副腎皮質に作用して副腎皮質ホルモンの一つである糖質コルチコイド(コルチゾール)の分泌を促進されます。この時期を警告反応期といい、体の防衛機序が働き始める時期です。

【第2期】:抵抗期

第2期は、第1期を経過して、ストレスに対する体の反応にバランスを取るように働き、ストレスに耐えられる、適応できるようになる時期です。このときは、コルチゾールがストレスを感じにくくさせている状態とも言えます。

【第3期】:疲憊期(ひはいき)

第3期は、ストレスがさらに持続し、体の適応バランスが破綻を生じ、ホメオスタシスの機能が失われる時期です。体や心の不調を抱え始め、悪化すると病になり場合によっては突然死を迎えることもあります。コルチゾールの分泌ができなくなり、副腎が機能していない状態となる。(副腎疲労:アドレナル・ファティーグ)

この3つの期間のうち疾患に関係するのが、【第2期】抵抗期、【第3期】疲憊期のときです。ストレスの強さ、ストレス耐性の違いによって、一気に【第3期】疲憊期の状態になります。ストレスの継続的な曝露が続くことで、【第2期】抵抗期で長期間耐えることができる人と、次第に【第3期】疲憊期へ移行していく人と様々です。

特に私たちに日本人は他の人種と比べて、どうしてもストレスを感じやすいうえに我慢しやすい人種であることは変えることができません。そんな私たちの特に気を付けてほしい精神的なストレスが2種類あります。

無理に「頑張る」ストレス 無理に「我慢する」ストレス
仕事のノルマに追われ続ける、負けず嫌いなど

アドレナリンが分泌されて、心臓血管系など「体」の反応を示す。

交感神経過剰優位

嫌な上司と毎日と顔を合わせる、何を言われても言い返さず吐き出せないなど。

コルチゾールが出て、落ち込み・不安など「心」の反応を示す。

副腎過剰優位

この2つの反応は、私たちの心だけでなく体の機能のバランスを乱す要因となります。また、ストレスを考えるときには、ホメオスタシスの中に含まれる自律神経についてと、副腎の機能に注目することが大切です。

また、ストレスを受けると私たちは以下のような身体的な反応、心理的な反応、行動的な反応のすべて、またはいずれかを取るようになります。こんな反応が起きていることを自身で察知することも大切ですし、気づいてあげられることも非常に重要になっていきます。

行動的反応 心理的反応 身体的反応
  • アルコール
  • タバコ
  • 過食/拒食
  • ギャンブル
  • 服装の乱れ
  • 家出
  • 登校/出社拒否
  • 衝動買い
  • 遅刻/早退/欠勤
  • 時間外労働
  • 休日出勤
  • コミュニケーション力の乱れ

 

  • やる気が出ない
  • 何をするのもおっくう
  • なんとなく気持ちが落ち込んでいる
  • 憂うつな気分
  • イライラする
  • 興味や関心がわいてこない
  • 喪失感
  • 不安
  • 焦燥感
  • あせり
  • 集中できない

 

  • 眠れない
    (寝付けない・夜中に目覚める・早朝に目覚める)
  • 食欲がない
  • 吐き気
  • 腹部膨満感
  • 胃痛
  • 腹痛
  • 下痢
  • 便秘
  • 感冒症状
  • 微熱
  • 頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 動悸
  • 肩こり
  • 疲労感

自分のことが一番気付きにくいものです。パートナー、家族、友人に最近の自分の外からの印象を時々伺ってみるようにしましょう。

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